企業経済論Ⅱ
頂いた評価:A
逆評定:B
教授:I教授
総評:ミクロができる人には楽単。テスト一発なので成績もよくなる。数式を見るだけでも嫌という人は厳しい
ミクロ経済学の概念をゲーム理論に拡張して、企業の戦略を分析する授業。
期末が成績評価のほとんどなので、期末で点数を取れないと厳しいという点には注意。Ⅱから履修したけれど、もともとミクロ経済学をやっていたので困ることはなかった。
特に、ミクロ経済学Ⅱの範囲である独占や複占の場合を勉強していれば、ほとんど勉強は終わっているようなものなので、あとは数種類あるモデルの使い方を把握するだけ。数量を戦略とするクールノーモデルはミクロⅡでもやる内容なので、ミクロⅡ履修者には特に不安はないかも。
反面で、数学的な知識は結構さらっと常識ということにされているので数学Ⅱが苦手で、勉強するつもりもない人には全くオススメできない。
コツとしては、モデルごとに操作が異なるということや、数式の意味を理解すること。
例えば、頻繁に使う(逆)需要関数f(q)=aq+bは、ミクロ経済学でおなじみの需要関数g(p)=bp+cの逆で、「数量qを入力すると価格がわかる関数」という理解が必要。対して(わかると思うが)需要関数は「価格pを入力すると需要量がわかる関数」なのだ。
ちなみにpはPrice(価格)のPで、qはQuantity(数量)のQなので、1年生などでわからない人がいたら覚えておくと良いかも。経済学の文脈では頻用するので。